バックキャスティングを取り入れる際の落とし穴

前回のブログで、バックキャスティングで目標設定をすることの大切さについて書きました。その時に注意しなければいけないことがあります。

それは、「やることとやり方を分けて考える」ことです。

バックキャスティングとは、将来あるべき姿から逆算して、今やるべきことを決める考え方です。このあるべき姿を、これまでの積み重ねでイメージできる姿にしてしまうと、実はバックキャスティングの意味が半減してしまいます。

別に、今までの延長線上でできることなら、目標立てなくても良くないですか?もちろん、ある程度のマイルストーンがあったほうが進んでいる実感が得られるので無意味ではないですが…^^;

バックキャスティングの醍醐味は、将来のあるべき姿を描くことで、その姿に対してワクワクや楽しみを抱き、そこから今やるべきことを逆算することで「これを達成していけば、ワクワクする将来にたどり着くことができる」という期待や希望をもって物事に取り組める点にあります。

なので、将来の姿を考えるときに、「やり方」まで考えてしまうとどうしても思考が狭まり、ワクワクする姿を描けなくなってしまいがちなんですね。そうすると、直近の目標に落とし込んだ時も、その目標達成に対してワクワク感や必要性が感じられなくなってしまって、結局計画倒れに終わってしまう。そんな感じになりがちです。

「どうすればそれができるのか」は、言っちゃ何ですがそのうちついてきます!笑
私の師匠も、「10年後にどこかの会社の社外取締役になる」と、そのときはアテもない夢を描いていたそうですが、実際に社外取締役に就任しています。それも10年経つ前に。

まずは、妄想しましょう!思考に制限を掛けず、ありたい姿、成し遂げたいことを描くことから、計画づくりは始まります。ぜひ意識してみてください^^