あなたは何オタク?

先日、私が主催している勉強会のひとつで、デザイナーの方にご登壇・発表をいただきました。

その際に、「どうしたら絵がうまくなるのか?」という、デザインを生業とする方なら何度も受けたことがあるであろう質問が出ました笑

その方からは、「よく観察をすること」という回答をいただきました。観察をすれば、より情報を捉えることができるため、より実物に近づけることができる、と。

例えば、リンゴを見てデッサンをしようとしたときに、ただ「赤い」という情報だけでは輪郭はぼやけたままです。「赤は赤でも暗い赤」「表面は少しつやがある」「テーブルに乗っていて、接地部分には影が落ちている」「光は上から当たっている」「へたの部分の右側に緑色の葉っぱが1枚付いている」「表面には小さな白い斑点が複数ある」などなど、しっかり観察すれば沢山情報を得ることができるので、その分輪郭をはっきりしていくことができるわけです。

では、どうやったら観察眼を養えるのか?その答えは「オタクになれ」ということでした。オタクの人って、自分の関心がある領域についてはかなり饒舌に話しますよね?一般の人が気が付かないことや気に求めないことにも目を向け、会話を繰り広げます。それは、その関心領域に常に興味を持ってアンテナを立てているからできること、ということでした。

みなさんは、ご自身の専門領域について、「オタク」になれていますか?解像度高く、事象を捉えられているでしょうか?私も皆さんを勇気づけ、経営を前に進めることに関しては、「オタク」であり続けたいな、と感じた勉強会でした。

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